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漫筆永田町
漫筆(まんぴつ)とは、その時どきの気分次第で、とりとめのないことを気楽に書いた文章を言います。

その33

時事問題3

去る3月23日、平成17年度予算が戦後4番目のスピードで成立しました。喧々諤々の議論が交わされた参議院予算委員会では、総理の出席する集中審議も5回行われ、そのうち2回はTVで全国中継されました。池口議員も予算審議の最終日に行われた「政治と政治資金」に関する集中審議で、再び小泉総理に直接質問に立つ機会がありましたが、TV中継はありませんでした。

今回はこの予算委員会論議の重要課題の一つであった『政治と金』について、なぜ問題なのか、少々解説してみたいと思います。

ことの発端は自民党前代議士の選挙違反でした。前回衆議院選挙の選挙違反捜査の過程で、民主党議員に破れた自民党候補へ、自民党への最大スポンサーの一つである日本歯科医師政治連盟(略称:日歯連)から巨額の裏献金がなされていたことが明らかになり、さらにその関連で自民党の最大派閥である橋本派へ1億円もの献金がなされていたことが明らかになったのです。

これまでも日歯連から自民党議員への不透明な献金の流れは以前から問題になっていたのですが、橋本派への巨額な献金が裏金として処理されていたことが明白となったのが決定的でした。橋本派では政治資金収支報告書の訂正等の隠ぺい工作がなされましたが、関係者が多数事情聴取された上、ついには逮捕者が出ることになったのです。

この一連の事件における問題点は幾つかあります。

一つは、国の政策が金で買われたのではないかという疑惑です。この献金がなされていた時期は、歯科診療報酬の改定が議論されており、歯科医師会の要求が実現すると巨額の報酬が増えることになるため日歯連から自民党議員へのアプローチが活発になっていたのです。その後、要求が実現され、結果歯科医師全体で200億円の診療報酬増額となったのです。

二つ目は、1億円もの巨額な献金を受け取った事実と使途について、いとも簡単に裏金処理され、事件が発覚しなければ闇から闇へ処理されてしまったということです。さらにその事実が発覚したとしても修正さえすれば、ほとんどの場合、「問題なし」として処理されてしまっていたということです。もちろん「問題あり」としても実務者の処分だけで政治家の責任が問われることはありませんでした。

三つ目は迂回献金疑惑です。以前の法改正によって団体から政治家個人が政治献金を受けられなくなったために党の政治資金団体と政策活動費を使って、事実上の特定個人献金を受け取っていたことです。もちろん自民党は否定していますが、お金の動きを仔細に追っていくと、疑惑は深まるばかりです。

これまでこの種の事件が起きる度に政治資金の透明性が論じられてきましたが、いつも自民党の反対で具体的な進展がほとんどありませんでした。

今国会、民主党は政治資金の扱う場合は銀行口座を通し一本化することや迂回献金禁止、政治団体会計への外部監査の導入と罰則強化等を柱とした政治資金規正法改正案を提出していますが、これも与党の反対に遭って現在のところ実現の見通しは立っていません。

これまでも永田町で『政治と金』が問題になると、一時期見直しの機運が大いに盛り上がりますが、いつの間にか何事もなかったかのように忘れ去られ、国民の政治不信だけが募るというのが常でした。これでは政治の場に携わる者としては、余りにもむなしく悲しい状況です。

やっぱり政権交代を実現することが、何に付けても急務なのですね…。

(政策担当…くまがい

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